歯を失った方法としては、従来は入れ歯やブリッジが多く選ばれていましたが、手軽にできる反面、いくつかのデメリットが存在していました。それが健康な歯を削らなければならないとか、咀嚼能力が今までよりも劣ってしまうといったことです。その点、堺市でも選ぶ人が増えてきているインプラントは、健康な歯を削ってまで治療する必要がないので、今残っている歯はしっかりと守ることができます。また入れ歯よりも咀嚼能力が高いので、なかなか食べることができなかった硬い煎餅とかでも気にすることなく噛むことが可能です。さらに見た目もよく、自分のもともとの歯と全く違う見た目で目立ってしまうということもなく自然な仕上がりが期待できます。さらにしっかりと咀嚼することができるので、骨が痩せてしまうというのも防ぐ効果が期待できます。
なんらかの理由で歯を失ってしまった場合に、その部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯冠を装着する治療法をインプラント治療と呼びます。堺市でもこの治療を受けることはできるようになっており、ブリッジや入れ歯と比べ、自由にものを食べることができるようになるので注目を集めています。現在最も普及しているものは、人工歯冠、アバットメント、人工歯根の3つの部分で成り立っています。実際の手術では、歯を失ってしまった部分の歯槽骨に穴をあけ、そこに人工歯根を埋め込むと、骨と人工歯根が結合していて安定した状態になります。その後アバットメントを取り付けたのち、人工歯冠を装着するというのがこの手術の大まかな流れです。
実際にインプラント治療を堺市で受けた場合も他の地域で受けた場合も、手術が終わればそこで何もしなくても良いというわけではありません。術後の良い状態を維持するため、実際には定期的にチェックを受け、必要な際は治療を施すという形がおこなわれています。病院には定期的に通い、口内環境がどのような状態になっているかをチェックし、インプランと治療のリスクを最小限にすることができるようになっています。したがって、インプラント治療はただ失ってしまった歯を補うためだけの治療法というわけではなく、その後のケアもトータルで行っていくサービス展開となっています。また、インプラント治療というと人工歯根を埋め込む手術だけがクローズアップされがちですが、実際には口内環境が正常でなければこの手術をおこなうことはできません。したがって術前のチェックでもし口内環境が手術に適していない状態だった場合は、まずは口内環境を正常にするための治療がおこなわれています。